- 運行管理および労務管理に関する再確認
- 日常の運行における「拘束時間」の法的上限と社内ルールの再徹底、および休息期間の確保について、経営陣と乗務員双方で認識のすり合わせを行った。
- 点呼(対面および電話点呼)の実施フローについて、形式的な確認に留まらず、確実に体調や酒気帯びの有無をチェックする体制を再確認した。
- ヒヤリハット映像を用いた危険予知訓練(KYT)
- 過去1年間に自社車両で記録された映像および他社事例のドライブレコーダー映像を視聴。
- 単に映像を見るだけでなく、乗務員全員が「なぜその状況になったか」「どうすれば防げたか」について意見を出し合うディスカッション形式を採用。
- 「だろう運転」の排除と、個々の運転癖の自覚を促した。
- 薬物乱用防止および健康管理に関する啓発
- 近年社会問題化している薬物乱用の防止に向けた啓発動画を視聴。
- 特にインバウンド(訪日外国人)の増加に伴い、海外からの旅行客が違法薬物や大麻成分を含む食品(大麻クッキー等)を国内に持ち込み、乗務員が知らずに関与してしまうリスクや、車内でのトラブル事例について情報を共有。
- 乗務員自身の健康管理(定期検診、日常の体調管理)が安全運行の土台であることを強調し、薬物のみならず、市販薬の服用ルールについても指導を行った。
- 近年社会問題化している薬物乱用の防止に向けた啓発動画を視聴。
■特記事項・総括
本会議は、経営陣と現場乗務員が対等な立場で意見交換を行う場として機能した。
特にヒヤリハットの共有では、ベテランから若手への具体的なアドバイスが活発に行われた。
また、インバウンド対応における新たなリスク(違法薬物等の持ち込み)については、乗務員から驚きの声もあり、変化する社会情勢に合わせた防犯意識を持つ重要性を全社で共有した。




