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弊社では、新規採用運転士を対象とした「初任運転者指導教育」を、国土交通省の定める指針に基づき実施いたしました。
公共輸送の一翼を担う事業者として、お客様の「安全・安心・快適」を確保することは最優先の社会的責務です。本研修は、貸切バスおよび乗合路線バスの両事業において高い安全意識と確かな運転技術を兼ね備えたプロドライバーを養成することを目的としております。
1. 実施対象者
今期、新たに弊社の一員となった以下の4名が研修を受講いたしました。
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K運転士
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T運転士
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I運転士
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Y運転士
2. 本研修の重点項目
今回の研修では、多様化する運行ニーズに対応するため、以下の3点を重点的に指導いたしました。
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乗合路線バス運行の習熟: 新規に開始される乗り合い路線の正確なルート確認および、停留所における安全な乗降手順の習得。
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業務兼任のための総合教育: 路線バスおよび貸切バスの両業務を安全に遂行できるよう、各事業に特化した安全基準および車両特性の相互理解。
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首都圏道路環境への適応: 都心部を含む首都圏特有の複雑な交通環境や主要経路に対し、実地走行を通じた丁寧な経路指導。
3. 教育内容の概要
法令に定められた10時間以上の座学講習および、20時間以上の実車指導を厳格に実施いたしました。
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座学講習: 運行管理者の直接指導により、車両の構造的特性、最新の事故事例研究、旅客への適切な接遇マナー、および拘束時間等のコンプライアンス遵守を徹底。
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運行前点検実習: 点検ハンマーを用いたホイール・ナットの緩み確認、エンジンルーム内の各種オイル・冷却水の点検など、日常点検の重要性を実技形式で指導。
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路上実技訓練(高速道路・市街地・夜間):
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高速走行: 安定した速度維持、適切な車間距離の保持、および死角を考慮した周囲への安全配慮。
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夜間・悪条件走行: 視界不良時の適切な灯火操作と、慎重な速度抑制による危険予測運転。
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基本動作の再徹底: 踏切手前での一時停止、指差し確認による安全確保など、基本動作の省略を排した確実な操作。
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運行前点検実習(写真1・2): 指導員立ち会いのもと、点検ハンマーを用いたホイール・ナットの緩み確認や、エンジンルーム内における各種オイル・冷却水の量、ベルトの張り具合の点検を実施。車両の異常を早期に発見するための「五感を用いた点検」の手順を習得しました。
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山道乗務訓練(写真3): 山岳道路や急勾配の続く路線を想定し、排気ブレーキやリターダーを適切に使用した速度制御、およびヘアピンカーブ等における車両感覚の把握と安全確保を実地で確認しました。
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夜間走行訓練(写真4): 視界が制限される夜間において、適切な灯火操作と昼間以上の慎重な速度抑制を指導。歩行者や障害物の早期発見に向けた危険予測意識の向上を図りました。
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空港・実務実習(写真5): 成田空港等の主要拠点におけるターミナルへの進入経路、駐車位置、および旅客の荷物取り扱い手順を確認。貸切・乗合双方の業務に即した実務能力の定着を確認しました。
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4. 今後の取り組み
指導教育を終えた各運転士は、プロとしての自覚を新たにし、現場での実務に臨んでおります。
きらり観光では、今後も定期的な安全マネジメント会議や継続的な技能研修を通じ、全社を挙げて安全運行管理体制の強化と輸送品質の向上に邁進してまいります。
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