株式会社きらり観光

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  • 0476-36-5498

2024年災害対策講習を行いました

■実施内容

1. ブラインド形式による状況判断訓練

消防隊員より、事前にシナリオを明かさず、その場で以下の条件(お題)を提示され、乗務員自身が最適解を考え行動する実践訓練を実施した。

・提示された要素:発生場所、時間帯、天候環境、乗客の構成など

・目的:マニュアル通りの「正解」がない状況下で、自ら考え、人命を守るための判断力を養う。

2. 具体的な災害想定と対応行動

【線状降水帯・集中豪雨】

・視界不良時や道路冠水時における運行可否の判断。

・アンダーパスなど危険箇所の回避と安全な停車位置の選定。

【崖崩れ・土砂災害】

・山間部走行中に道路が寸断された場合を想定。

・二次災害を防ぐための車両停止位置と、乗客の避難誘導手順。

【津波と地震の対応の相違】

・地震発生時:まずは安全に停車し、揺れが収まるまで車内で待機する判断。

・津波警報時:車両保全よりも人命を最優先し、バスを放棄してでも高台へ避難する判断。

・それぞれの状況における、近隣の指定避難場所の確認。

■特記事項・所感

消防隊員より「実際の災害現場では想定外のことが起こる。迷う時間がリスクになるため、空振りを恐れず早めの避難決断をすること」との指導を受けた。乗務員各自が「自分の身と乗客の命をどう守るか」を主体的に考える貴重な機会となった。