【なぜ(目的)】
走行中や外出先で乗客が急変した際、救急隊が到着するまでの「空白の時間」に適切な一次救命処置を行い、大切なお客様の命を繋ぐため。
【何を(テーマ)】
心肺蘇生法およびAED(自動体外式除細動器)を用いた救命処置訓練。特にバス車内という狭小空間での対応。
【どこで(場所)】
栄町消防本部
【いつ(日時)】
2024年12月17日
【誰が(参加者・講師)】
全乗務員、運行管理者(講師:栄町消防本部 救急職員)
【どんな方法で(手段)】
人体模型とAEDデモ機を使用した実技形式。およびバスの通路や座席を使用したシミュレーション形式。
【どうしたのか(活動内容)】
胸骨圧迫の強さとリズムを体に覚えさせると同時に、車内の狭い通路でいかに迅速にスペースを確保し、乗客と連携して処置を行うかを確認した。
■研修を通じた成果・効果
【運転士の感覚・理解】
「いざという時に頭が真っ白になる恐怖」が払拭され、音声ガイダンスに従えば誰でも救命活動ができるという自信を得た。特に車内特有の動きにくさを実体験したことで、事前のイメージトレーニングの重要性を深く理解した。
【士気への影響】
「お客様の命を預かるプロ」として、運転技術だけでなく救命技術も身につけたことが、職業人としての誇りを高め、組織全体の士気向上に直結した。
【全体的な効果】
緊急事態に対する心理的ハードルが下がり、万が一の際にも動揺せず、チームとして冷静に人命最優先の行動が取れる体制が整った。




